尿の異常

排尿に時間がかかる →<神経因性膀胱><子宮脱・膀胱脱

トイレに座ってから尿が出るまでに時間がかかる、排尿の途中で途切れてしまう、力まないと尿が出ない・・など、このような症状から考えられる疾患に「神経因性膀胱」があります。脳梗塞・糖尿病・パーキンソン病などが原因で膀胱の神経が損傷され、上手に排尿できない状態を言います。

「子宮脱・膀胱脱」とは子宮や膀胱が加齢とともに下がってきて、尿の通り道である尿道を圧迫する為に尿が出にくくなります。

 

残尿感がある →<神経因性膀胱><急性膀胱炎

トイレに行ったはずなのになんとなく尿が残っているような気がする・・など、このような症状から考えられる疾患に「神経因性膀胱」があります。脳梗塞・糖尿病・パーキンソン病などが原因で膀胱の神経が損傷され、上手に排尿できない状態を言います。膀胱の動きが悪い為、尿が膀胱に残ってしまい、残尿感が発生します。

急性膀胱炎」は尿道を通じて細菌感染を起こした状態で、膀胱刺激症状として残尿感が発生します。その他に排尿時痛や頻尿といった症状も伴います。

 

頻尿 →<急性膀胱炎><神経因性膀胱><過活動膀胱

さっきトイレに行ったばかりなのにまた行きたい、夜中も何回もトイレに起きる・・など、1日8回以上トイレに行くことを頻尿といいます。女性の場合、このような症状で最も多い疾患は「急性膀胱炎」です。急性膀胱炎は尿道を通じて細菌感染を起こした状態で、膀胱刺激症状として頻尿になります。その他に排尿時痛や残尿感といった症状も伴います。

神経因性膀胱」は脳梗塞・糖尿病・パーキンソン病などが原因で膀胱の神経が損傷され、上手に排尿できない状態を言います。膀胱の神経コントロールがうまくいかないため頻尿になります。

最近では「過活動膀胱」と言う病名をよく聞くようになりました。これは自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿漏れを引き起こす状態のことを言い、尿意切迫感(突然我慢できないような尿意に襲われる)や切迫性尿失禁(突然の尿意から思いもよらず尿が漏れてしまう)などの症状が見られます。

 

トイレが間に合わない →<神経因性膀胱><過活動膀胱

突然我慢できないような尿意に襲われる、急いでトイレに行かないと間に合わない・・といった症状を尿意切迫といいます。その原因は様々ですが、「神経因性膀胱」によるものが多いと言われています。神経因性膀胱は脳梗塞・糖尿病・パーキンソン病などが原因で膀胱の神経が損傷され、上手に排尿できない状態を言います。膀胱の神経コントロールがうまく行われないため、トイレに着く前に膀胱が勝手に排尿を開始してしまいます。

また最近では「過活動膀胱」と言う病名をよく聞くようになりました。これは自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿漏れを引き起こす状態のことを言い、尿意切迫感(突然我慢できないような尿意に襲われる)や切迫性尿失禁(突然の尿意から思いもよらず尿が漏れてしまう)などの症状が見られます。

 

尿漏れしてしまう →<腹圧性尿失禁><過活動膀胱

くしゃみや咳をすると尿が漏れる、階段を登っていると尿が漏れる・・・といった症状を「腹圧性尿失禁」といいます。膀胱の出口で尿が漏れないように閉めておく力が弱くなり、くしゃみや咳などお腹に力が入った時に負けてしまうので尿失禁が起こります。ひどくなると階段を登ったり、歩いているだけで尿漏れする人もいます。

また最近では「過活動膀胱」と言う病名をよく聞くようになりました。これは自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿漏れを引き起こす状態のことを言い、尿意切迫感(突然我慢できないような尿意に襲われる)や切迫性尿失禁(突然の尿意から思いもよらず尿が漏れてしまう)などの症状が見られます。

 

夜何回もトイレに起きる 

→<神経因性膀胱><過活動膀胱><不眠症>

夜間、何回もトイレに起きることを夜間頻尿といいます。加齢とともに夜間の尿量増加、膀胱容量の減少などが原因で夜間の排尿回数は増える傾向にありますが、女性の場合の夜間頻尿は「神経因性膀胱」によるものが多いようです。神経因性膀胱は脳梗塞・糖尿病・パーキンソン病などが原因で膀胱の神経が損傷され、上手に排尿できない状態を言います。膀胱の神経コントロールがうまく行われないため頻尿になります。

最近では「過活動膀胱」と言う病名をよく聞くようになりました。これは自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮し、頻尿や尿漏れを引き起こす状態のことを言い、尿意切迫感(突然我慢できないような尿意に襲われる)や切迫性尿失禁(突然の尿意から思いもよらず尿が漏れてしまう)などの症状が見られ、夜間何度も目を覚ます原因になります。

その他に眠りが浅い、寝つきが悪い、すぐ目が覚める・・といった睡眠障害があげられます。いわゆる「不眠症」と呼ばれるもので、精神的な要因が大きい病気なので精神科受診をお勧めします。

 

尿が赤い  →  <急性膀胱炎><尿路結石><膀胱がん

尿に血が混じっている状態を血尿といいます。

急性膀胱炎」は尿道を通じて細菌感染を起こした状態です。血尿のほかに排尿時痛や頻尿などの症状を伴うことが多い病気です。

尿路結石」は尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)のどこかに結石がある状態で、結石が動くときに周囲の組織を傷つける為、出血します。そしてその血が尿と一緒に血尿となって排泄されます。「尿路結石」は、血尿のほかに背部痛や冷や汗、嘔吐などの症状を伴うことが多い病気です。

血尿が出ているにもかかわらず、全く症状がない場合があります。このような場合、「膀胱がん」などの尿路腫瘍の可能性が高いとされています。症状がないからといって放置せずに、血尿が見られたら泌尿器科を受診することをお勧めします。

 

尿が濁っている  →  <急性膀胱炎

尿に濁りがある場合で、排尿時痛や頻尿、残尿感などの症状も伴うときは、「急性膀胱炎」の可能性があります。

その他にも水分摂取が少ない時、発熱した時、疲れがたまっている時なども尿が濁って見えることがあります。これらの場合はすぐ改善するので心配はいりませんが、あまり続くようであれば泌尿器科の受診をお勧めします。

 

痛み・熱・その他の身体症状

熱が出た → <急性腎盂腎炎

熱が出る病気は泌尿器科以外にもいろいろありますが、背部痛や排尿時痛などの症状も伴う場合は泌尿器科疾患の可能性があります。

急性腎盂腎炎」は腎盂内に細菌が入り、感染を起こした状態です。高熱とともに左右どちらかの背中に痛みを感じます。背部を叩くと激しい痛みが走ります。

 

排尿時痛い → <急性膀胱炎

女性の場合、最も頻度が高いのは「急性膀胱炎」です。通常、排尿の終わりごろの痛みを訴えることが多く、残尿感や頻尿、尿混濁などの症状も伴います。

 

背中が刺すように痛い → <尿管結石><急性腎盂腎炎

背部痛を伴う疾患は泌尿器科のほかにもいろいろとありますが、発熱とともに左右どちらかの背部痛が出現した場合、泌尿器科疾患が疑われます。

尿管結石」の場合、尿路に結石が降りてきた時に左右どちらかの背部痛を認めます。通常、結石の痛みはとても激しく、顔面蒼白、冷や汗、嘔吐なども伴うほどです。また、背部を叩くとさらに激痛が走ります。

急性腎盂腎炎」は腎盂内に細菌が入り、感染を起こした状態です。38℃以上の発熱とともに左右どちらかに局限した背部痛を認めます。また、背部を叩くとさらに激痛が走ります。

 

股の間に違和感がある・ピンポン玉のようなものが出ている 

→  <子宮脱><膀胱脱><直腸脱>

力を入れたときなど、股の間にピンポン玉のようなものが出てくる、何か違和感がある・・といった症状の方は「子宮脱」「膀胱脱」「直腸脱」かもしれません。

お産を経験している女性、立ち仕事を長くする女性など40歳代後半以降の女性に多く見られます。骨盤内の筋肉や靭帯が緩むことから骨盤内臓器(子宮・膀胱・直腸など)が徐々に下がってきて、膣から出てきます。膣の中に垂れ下がる不快感だけでなく、尿が出にくい、頻尿や尿失禁、排尿痛などの症状が起こることもあります。

 

下着に血が付く →<尿道カルンクラ

女性が下着に血がつく場合で子宮・膣からの出血ならば婦人科受診をお勧めします。

尿道からの出血ならば泌尿器科の疾患です。尿が赤い場合には「尿が赤い」の項をご覧ください。

尿は赤くないのに、下着に血が付く場合、「尿道カルンクラ」という病気が考えられます。尿道の出口のところにあずきくらいの大きさの血豆のようなできものができる病気です。簡単な手術で取り除くことができます。

 

検診での異常

尿検査で尿潜血がでた  

→<尿路悪性腫瘍><尿路結石><尿路感染症>

心配の要らない一次的な尿潜血もありますが、尿路悪性腫瘍(腎臓がん膀胱がん・尿管がん・腎盂がんなど)や尿路結石、尿路感染症、遊走腎、ナットクラッカー症候群など様々な疾患も考えられます。念のため、泌尿器科での詳しい検査をお勧めします。

 

尿が濁っていると言われた → <急性膀胱炎><尿路結石

心配の要らない一次的な尿混濁もありますが、「急性膀胱炎」「尿路結石」など様々な疾患も考えられます。念のため、泌尿器科での詳しい検査をお勧めします。

 

石があると言われた → <尿路結石

現在、症状がなくても、石の場所や大きさによって治療が必要となります。

泌尿器科での詳しい検査をお勧めします。

 

超音波で腎臓・副腎に異常があると言われた 

→ <腎臓がん><腎のう胞><腎結石><副腎腫瘍

近年の超音波検査では、技術の進歩により早期に病気を発見することが可能になってきています。異常を指摘された場合は、腫瘍との鑑別も含め、泌尿器科での詳しい検査をお勧めします。